スーパーファミコン カセット電池交換


 スーパーファミコンのカセットをたくさん手に入れた結果、中には新品の時から電池交換されていないものもあります。




 電池交換くらいでお店に出したくないし、だいたい今そんなサービスやってんのか?


 しかも、自分で手をかけた方が愛着も沸くという ことで・・・・




 今回はスーファミのセーブデータ保存用の電池交換にチャレンジし てみたいと思います。


 用意したのはこちら↓

 

 


 ・交換対象:ドラクエ5 → 以前よりちょこちょこデータ消えてたんで。

 ・電池:CR2032 → 100円ショップで購入!2個入りです^^

 ・工具:DTC-20 → スーファミカセットなどを分解するのに必要な専用工具。


 写真には載っていませんが、他に「精密ドライバー」「ペンチ」を用意。






 早速開けてみましょう↓

 

 


 特殊工具で開けたところです。


 今回対象の電池はこの基盤の裏側についています。





 それがこれ。写真左上のボタン電池です↓


 


 これがリベット(?)みたいなので打ち込んでるのですが、これを取るのがなかなか大変です。


 これに使うのが、ペンチと精密ドライバーのマイナスですw


 マイナスドライバーで電池と電極の間に隙間を開け、ペンチでテコみたいにしてちょっと力をかければ、「パチッ、パチッ」と いってリベットがとれます。


 この時に基盤に傷が入ったり、電極がハンダごと取れないように注意しながら作業します。


 まあ、外れても電極ははんだ付けすればいいだけなんですが、なるべく面倒な作業は増やしたくないので。






 これが取ったところ↓


 


 ドライバーやらペンチで無理やり外したんで、こんなんなってます^^;




 


 今度はこの電極をペンチでまっすぐに直します↓


 


 だいぶ、まっすぐなりましたかね^^;





 ここで電池を観てみましょう^^↓


 


 左が新品で、右が外したものです。


 取り外しの刻印見えますでしょうか?


 「CR2032」と刻んであります。


 なるべく同じものを用意した方が、動作とかサイズとか、あとあと不具合ないと思います。


 あと、外しの表面に日付が書いてあるの見えますか??


 「92-06」と書いてあります。


 これは間違いなく新品から一度も交換されなかったものでしょうね^^;








 電池を確認したところで今度は、−側の電極を曲げます↓


 


 そして曲げた電極の上にボタン電池を乗せます↓

 


 本当に乗せているだけです。


 電池の表面に「+」の刻印が見えると思いますがこっちが+で、裏の何も刻印がない方がーです。






 そしたら今度は+側電極を曲げて接触させます↓


 


 問題は固定ですねえ。


 ハンダで固定する方法は、あっため過ぎで電池が爆発しても怖いんでやりません。







 そこで考えたのが、これを使う方法↓

 

 

 

 これ、何だかわかりますか?


 よく滑り止めとかで使われるやつで、これも100円ショップで買いました。


 これを15mm×250mmくらいの帯状に切って折り曲げます。


 要するにこれを挟んで固定しようという魂胆です。^^w


 これならグリップもありちょっとやそっとの衝撃でもずれないだろうと・・・


 



 あとは位置を特定するために、一度ケースに基盤を当てて電池の位置を確認します↓


 


 この当たりの様ですね。






 だいたいの位置にさっき折り曲げた滑り止めシートを置いて・・・↓


 



 上から基盤を乗っけて・・・↓

 



 ケースを閉じて完成!↓

 


 

 横から見ると微妙に浮いてる感が・・・


 まあ、でもこれがしっかり押さえられている証拠ということで^^;

 


 試しに起動してみたら・・・・あら?







 セーブデータが残ってる!?






 電池外しても数分で新しい電池に交換すればデータ消えないんでしょうか??



 

 
 あと、衝撃テストでスーファミ本体から乱暴に外したり乱暴に挿したりしてみました。


 (といっても常識の範囲内での乱暴さですが)


 結果、データもきちんと残っていました^^w





 完全に固定しているわけじゃないので、いつまで持つかわかりませんがこれなら簡単にスピーディーに電池交換できるので、今後 もスーファミを思う存分楽しめます!


 


 












2014年4月9日 10:30



エンジニア 特殊ネジ用ドライバー DTC-20


エンジニア 特殊ネジ用ドライバー DTC-27