先日購入したPS2ですが、「ゲーム起動OKだが、読み込みが遅い」という品でした。
起動してみたんですが、起動が遅いのかどうかわからない。
確かに、ディスク入れてからゲームが起動するまで、ちょっと時間かかってますが、これのこと?
あと、PSも、PS2のソフトも起動はするが、音声と映像がたまに飛びます。
結構な頻度で起きるんで、意外とストレスです。
ってことで、メンテナンスすることにしました。
今回メンテナンスするのは、SCPH-50000です。
厚型としては、最終形です。
必要な工具は、
・+ドライバー
・+ドライバー精密
さあ、バラシていきましょう。
まずは裏返して、ねじが隠してあるカバーを外します。
ゴムのカバー4か所と、プラスチックカバー4か所の計8か所です。
ねじは長さと材質が違う箇所があるので、組み上げ時に間違わないように注意。
ねじを8本外したら、本体の背面の方からカバーを開きます。
PS2と印字のある方のカバー外したら、コントローラー端子部にある、ねじ2本を外します。
そしたら裏側のカバーも外れます。
こんな感じです。
で、基盤にコネクタが1本挿さっているので抜きます。
電源から伸びてきているケーブルです。
基盤の左側(写真で)のねじ2本を外すと、共締めされているカバーも外れます。
基盤の右のねじ2本を外せば、基盤が取り外せます。
電源基盤は、マザーボードから伸びている4本のピンと繋がっているので、まっすぐ抜きながら外します。
外したらこんな感じになります。
PS2のファンです。
これもメンテナンス使用と思ったんですが、ばらせなかったので、ホコリ除去だけ。
手で回してもクルクル回って、ベアリングは問題なさそうなので。
で、ファンのコネクタが抜けない。
これどうやって抜くの??
爪も見当たらない。。。
仕方ないので、ケーブルを引っ張りながら真っすぐ引いたら抜けました。
ちぎれるんじゃないかって思うくらい力要ります。
で、ドライブの部分を取り外します。
フラットケーブルが5本挿さっているので、破損しないように抜いて外します。
ここがレンズユニットの裏側です。
トリマが見えるので、多分これがDVDとCDのレーザー調整ですかね。
何も表記がないので、どっちがどっちかは不明。
で、このレンズユニットが動く左右にあるシャフト。
写真の右の方のホコリがすごいです。
多分こっちはグリスは不要そう。
左のシャフトはグリスが切れてて、端にホコリとグリスが固まっちゃってます。
どちらもクリーニングをして、左のシャフトはグリスアップをしましょう。
他も見てみましょう。
上の写真の真ん中辺りにある、白い板(写真では棒のようですが)をスライドさせます。
スライドさせると、ユニットがずれて、上の写真の様にディスクトレーを取り出すことができます。
取り出しは、トレーをスライドさせるだけです。
これで、丸見えです。
ユニットの駆動部のシャフトがホコリとかでグリスが汚れてます。多分。
これはユニットへ駆動力させるためのステーです。
こっちにも汚いグリスが詰まっています。
もしかしたら、これが原因で駆動中に映像、音声の飛びが発生していたのかも。
クリーニングしたらきれいさっぱり。
小指の爪先にティッシュを当てて、クリーニングしたらきれいになりました。
あと、反対側のシャフトにはなんかねじがあります。(619て書いてる右上辺り)
多分このねじの締め具合で、レンズとディスクの位置を調整できるようです。
読み込みが悪くなったら調整しますが、今回はノータッチ。
クリーニング後、グリスアップしました。
使用したグリスは先日、アストロプロダクツで購入した、リチウムグリスです。
確か400gで210円でした。
ほんで、組み直して実証!
映像、音声の飛びもなくなり、ディスク入れたらすぐにゲーム起動しました!
今回は、レーザーの調整や、高さの調整は不要でした。
動画を取っておけばよかったんですが、うっかりしてました。
今度、起動NGのやつでも購入してメンテナンスしてみようかな。
けど、PS2てまだ結構高いんですよね。
起動NG品でも3000円以上するので、簡単には買えない。。。
けど、予備で50000番をもう一台は確保しておきたいです。
2016年4月28日 17:58